国内VPS 7社料金比較表2026:法人決裁に使える一枚シート
本記事はアフィリエイト広告(A8.net)を含みます。価格・仕様は2026年7〜9月に確認した目安です(ConoHa VPS・Xserver VPS・さくらのVPS は2026年9月25日に確認し直しました)。最新は各公式サイトでご確認ください。
TL;DR
上司に「なぜこのサーバーなのか」を説明するとき、一番刺さるのは値段そのものより「最安の見出し価格」と「更新後の実勢価格」の差です。VPS・レンタルサーバー会社の一部は初回契約に大きな割引を乗せてくるため、見出し価格だけを稟議書に書くと、更新月にコストが跳ね上がって説明責任を問われることがあります。
この記事は次の7社を同一条件(最安プランの月額・税込)で並べた一枚の比較表です。
- ConoHa VPS
- Xserver VPS
- さくらのVPS
- mixhost
- ColorfulBox
- Xserverビジネス(法人向け)
- お名前.com(ドメイン+サーバー/VPS)
数値は2026年7月に各社公式サイトで確認したものです。2026年9月には、お名前.comの料金・ドメインの条件と、Xserverビジネスの料金・ドメイン・キャッシュバックの条件を確認し直しました。ConoHa VPS・Xserver VPS・さくらのVPS の料金と受付状況は、2026年9月25日に確認し直しています。キャンペーン価格は期限つきのため、更新後の目安額もあわせて記載しています。
国内VPS・レンタルサーバー7社 比較表(2026年7〜9月・税込)
| サービス | 最安プラン月額(税込) | 更新後の目安 | 主なスペック(最安プラン) | 特徴 | 向く用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| ConoHa VPS | 460円/月(1ヶ月単位) | 460円/月(1ヶ月単位は更新時も同額)。まとめトク36ヶ月(一括前払い・途中解約不可)なら更新時326円/月 | メモリ512MB・1コア・SSD 30GB | SLA(月間稼働率99.99%)、時間課金あり、オブジェクトストレージ・ロードバランサーなどクラウド的機能が使える | 開発・検証環境、AIエージェント(Dify/n8n等)の常時稼働、複数台構成が必要なWebシステム |
| Xserver VPS(2026年9月17日から全プランで新規受付を一時停止中) | 新規受付の再開は2026年11月中の予定(確定ではない) | 参考: 2026年9月1日の料金改定後、4GBは1ヶ月契約2,640円/月、36ヶ月契約(一括前払い)2,035円/月 | 参考: メモリ4GB・4コア・NVMe SSD 150GB(2GBプランは2026年7月14日から新規受付を停止) | 契約中の人は停止期間中も追加で申し込める。新しく使う人向けに、同じ会社が別サービスの XServer VPS クラウド(4GBから)を案内している | 再開のお知らせが出てから、その時点の料金表で検討 |
| さくらのVPS | 643円/月(月額払い・石狩)/年額払いなら石狩で月額換算590円(年額7,078円) | 変動なし(初回と更新で別の額の表示なし)。大阪・東京は石狩より高い(東京の月額払いは698円) | メモリ512MB・仮想1コア・SSD 25GB | 老舗VPSで実績豊富、大阪・東京・石狩の3リージョンから選択可、クレジットカード払いなら2週間無料お試し。2026年8月に不正アクセスを公表(下の「コスト最優先」の節) | 自由度重視の検証・学習用途、複数リージョンでの冗長構成 |
| mixhost | 495円/月(3年契約・初回。更新後748円/月) | 748円/月(3年契約更新後) | 共有サーバー ライトプラン(ディスク容量等は公式で要確認) | LiteSpeed採用で表示高速、WordPressらくらく引っ越し無料、30日間返金保証 | WordPress中心の小規模Webサイト・ブログ・会社サイト |
| ColorfulBox | 528円/月(BOX1・36ヶ月契約) | 変動なし(BOX1は初回・更新同額。上位プランは初回割引→更新時に増額するプランあり) | 共用SSD(RAID構成)。ディスク容量はプランごとに異なり公式サイトのプラン表で要確認 | 全プランに地域別自動バックアップ(過去14日分)とImunify360セキュリティを無料標準搭載、30日間お試し無料 | コスト最優先の共有ホスティング、複数ドメイン運用の小規模事業 |
| Xserverビジネス(法人向け・共有スタンダード) | 3,762円/月〜(36ヶ月契約時。初期費用16,500円。時期によっては申請制のキャッシュバックあり) | 3,762円/月〜(36ヶ月契約の通常更新価格) | ディスク700GB(NVMe)、サーバー月間稼働率99.99%保証 | Web改ざん検知・日次自動バックアップ・遠隔地バックアップを標準搭載、独自ドメイン2つが契約期間中は無料、サーバー移転代行10件無料、14日間無料お試し | 社内に技術者がいない法人の基幹Webサイト・メール運用、改ざん検知が決裁理由になる用途 |
| お名前.com(レンタルサーバー ベーシック、旧RSプラン) | 891円/月〜(36ヶ月払い、32,076円を一括前払い。24ヶ月払いなら990円/月。初回は申込月の月額が無料。請求額は、表示価格に「サービス維持調整費」が加算されるぶん高くなる) | 891円/月〜(更新も初回と同じ支払い区分別の価格。1ヶ月払いなら2,398円/月。価格改定は次回更新から反映) | プラン1種類(スペック詳細は公式で要確認) | ドメイン同時申込で対象ドメインの登録が無料、更新もお名前.comの表記では「永久無料」(ドメインの更新後12ヶ月以内にサーバーを解約すると、その更新費用を請求される)、支払い方法は請求書払い・口座振替など5種類 | ドメインとサーバーをワンストップでまとめたい小規模法人・個人事業主 |
※お名前.comはVPS(KVM)も提供しています(メモリ1GBプラン:24ヶ月契約時873円/月〜、初期費用無料)。root権限が必要な検証環境やFX自動売買向けの「デスクトップクラウド」など、レンタルサーバーとは別のニーズに使えます。用途に応じて上表のレンタルサーバー ベーシックと使い分けてください。
なぜ「更新後の目安」が重要なのか? VPS・レンタルサーバー会社の一部は、初回契約(特に24〜36ヶ月の長期契約)に大きな割引を乗せた「見出し価格」を前面に出しています。稟議書に見出し価格だけを書くと、更新のタイミングで想定外にコストが増え、「なぜ最初の説明と違うのか」を問われることになります。表のmixhostのように、初回より更新後の月額が高いプランがあるため、稟議書には両方の数値を並べておくと後々のトラブルを避けられます。
用途別の推奨
比較表の情報だけでは決めきれない場合、次の軸で絞り込むと選びやすくなります。
小規模Webサイト・WordPress中心
自社のコーポレートサイトやブログが中心で、サーバー管理に手間をかけたくない場合はmixhostかColorfulBoxが候補になります。どちらも共有サーバーでWordPressに最適化されており、月額500円前後から始められます。mixhostはWordPress移行代行が無料、ColorfulBoxは自動バックアップとセキュリティ機能が全プラン無料標準搭載という違いがあるので、移行のしやすさを取るか、バックアップ・セキュリティの手厚さを取るかで選び分けてください。
サーバーの種類そのもので迷っている場合は、法人のサーバー選び方で「共有・VPS・マネージド専用」の違いを先に整理しておくと、この後の判断が早くなります。
法人の基幹システム・稟議が通りやすい構成
個人情報や決済データを扱う、あるいは「セキュリティ対策をしている」ことを社内で説明する必要がある場合はXserverビジネスが本命です。Web改ざん検知・日次自動バックアップ・遠隔地バックアップが全プラン標準で、稟議書に「何を対策しているか」を書きやすい構成になっています。共有スタンダードプランで足りない場合は、IPアドレス専有が使えるマネージド専有(仮想タイプ)に上げる選択肢もあります。
サーバーを自社で購入するか、レンタル・クラウドで借りるかの判断軸はサーバー購入 vs レンタル vs クラウド:5年TCO試算で数値化しています。初期費用16,500円・更新後の月額を含めた5年間の総額を出してから決裁を取ると、説明がぶれません。
コスト最優先・自分で管理できるVPS
社内に管理できる担当者がいて、root権限で自由に構成したい場合はConoHa VPSが候補です。ConoHa VPSは時間課金に対応しているため検証用途の使い捨てに強く、SLA(月間稼働率99.99%)もあるため可用性が要件に入る場合も選びやすいです。Xserver VPS は2026年9月17日から全プランで新規受付を一時停止しています(再開は2026年11月中の予定で、確定ではありません)。同じエックスサーバー社は、新しく使う人向けに別サービスの XServer VPS クラウド(4GBのプランから、1ヶ月契約と12ヶ月契約)を案内しています。
さくらのVPSは老舗で情報量が多く、複数リージョン(大阪・東京・石狩)から選べるのが強みです。ただし、さくらインターネットは2026年8月に販売管理システムへの不正アクセスを公表し、会員情報(氏名・住所・電話番号・メールアドレス・契約サービスなど)が第三者に閲覧または取得された可能性があるとしています(データが外部に持ち出されたことを裏付ける明確な事実は、発表の時点では確認されていないとしています)。さくらのVPSでは、管理者の初期パスワードがさくらのシステム内に保存されていた契約者に、初期パスワードの変更などを案内しています(さくらのVPSの案内)。新しく契約する場合にどう受け止めるかは、公式の案内を読んで判断してください。
月額3万円以下でVPSとクラウドどちらを使うか迷っている場合は、VPS vs クラウド 月3万円以下の構成も参考になります。
ドメインとサーバーをまとめて管理したい
新規にドメインを取得しながらサーバーも契約する場合は、お名前.comのレンタルサーバー ベーシックが候補です。ドメインとサーバーを同一アカウントで管理でき、.com / .jp / .net などの対象ドメインなら登録は無料、更新もお名前.comの表記では「永久無料」です(ドメインの更新後12ヶ月以内にサーバーを解約すると、その更新費用を請求されます)。法人専用の .co.jp は対象外です。ただし1ヶ月払いにすると月2,398円と、36ヶ月払いの月891円の2倍以上になる点は稟議書に明記しておいた方がよいでしょう。root権限が必要な検証やFX自動売買向けの用途なら、同社のVPS(KVM)やデスクトップクラウドという別の製品ラインを検討してください。
まとめ
| 状況 | 推奨 |
|---|---|
| WordPress中心の小規模サイト | mixhost/ColorfulBox |
| 法人の基幹サイト・改ざん検知が必要 | Xserverビジネス |
| コスト最優先・自分でVPSを管理 | ConoHa VPS(Xserver VPS は新規受付を一時停止中) |
| 複数リージョンでの冗長構成 | さくらのVPS(2026年8月の不正アクセスの公表を読んだうえで) |
| ドメインとサーバーをまとめて管理 | お名前.com |
稟議書に載せる数値は、見出し価格ではなく更新後の実勢価格で出すことをおすすめします。上の比較表はその両方を並べてあるので、お名前.comの「サービス維持調整費」のような注記も含めて転記してください。価格・スペックは変動が速い領域なので、決裁の直前には必ず各社公式サイトで最新情報を確認してください。